国内系
・富士フイルム (AXIA) : TDK、日立マクセル、ソニー、コロムビアと並ぶ老舗。磁性粉はコバルト被着タイプの"ベリドックス"が有名。元々は社名の"FUJI"ブランドだったが、1985年"AXIA"ブランドに変更。同時に、写真フィルムの技術を改良し、二層ダイ方式を磁気テープに採用。一度の塗装工程で二層塗りテープの製造を可能とした(後の磁気ディスク関連技術ATOMの源流)。従来技術の二層テープは、下層を一旦乾燥後カレンダーをかけたのちに再び上層を塗るという2度手間をしていた(DUADなど)。この二層ダイ方式の技術をもつテープメーカーは他にコニカしかなかった。現在はデーターストレージ関係のテープを中心に製造しており、その技術は高く評価されていた。データーストレージテープはメタルテープであるが、バリウムフェライトを採用したテープを発表している(
2006年5月のニュースリリース)。"FUJI"ブランドだった頃は、"フジカセット"と呼ばれていた。2006年12月に日本国内における店頭販売は終了、以後在庫のみとなる(
一部メディア製品の国内販売終了のご案内)。
・コニカ (Magnax/Konica) : かつて米Ampexと設立した小西六アンペックスから自社ブランドを展開し、発売。末期は、中国製や韓国製のOEM製品を出していた。磁気テープ部門はのちにTDKへ売却。現・コニカミノルタ。
・日本コロムビア (Columbia/DENON) : 以前は栃木県の子会社で製造。現在は"DENON"ブランドは分離、日本マランツと合併し"D&M"へ。"D&M"となってからの読みは"デノン"。2009年頃まではツタヤ系列店でDENONブランドのCD-RやMD、カセットテープが流通していた(販売はヴァーテックス)。現・コロムビアミュージックエンタテインメント。
・太陽誘電 (That's) : 元々は磁性部品メーカー。本業を生かして、他社に先駆けてメタルテープやメタル磁性体のハイポジション用テープを低価格で発売、一方でジョルジェット・ジウジアーロにハーフデザインを依頼したりと、先鋭的なメーカーだった。後にCD-Rを開発し世界で初めて製品化。
・日本ビクター: 大手音響メーカー。日本国内で最初のメタル対応カセットデッキを発売。かつては、自社オリジナル製品を出していた。
エコーソニック (CVS) : 国内最多グレード(ノーマル 3、クロム 1、メタル 1)を誇った多彩なリール型カセットを中心に展開。・エコーソニック (CVS) : 国内最多グレード(ノーマル3、クロム1、メタル1)を誇った多彩なリール型カセットを中心に展開。
・ビデオエイコー (EICO) : 突如として発売したリール型のメタル磁性体ハイポジ・EXと阪神タイガース柄のノーマルテープのみが確認されている。
・三洋電機 (SANYO) : かつては"OTTO"というオーディオブランドを展開。1980年代以降は"おしゃれなテレコU4"に代表されるカジュアル製品で知られる。低価格ファッションタイプを中心に展開。
・ティアック: 業務用を含むテープデッキ・光学ドライブで知られる音響メーカー。機構部は自社製だがテープはマクセル製のリール部交換式カセット"オー・カセ"を代表とするリール型を中心に展開。
・日立家電 (Hitachi/Lo-D) : マクセルのOEM。1980年代後期から1990年代初期には独自タイプのハーフもあった。"Lo-D"は同社のオーディオブランド。現・日立アプライアンス
・シャープ: マクセルのOEM。かつては"Optonica"というオーディオブランドを展開していた。
・カシオ計算機: マクセルのOEM。現在でもカジュアルユースのラジカセ、ポータブル機器を発売している。
・シチズン: 太陽誘電のOEM。かつてはポータブルプレイヤー等を販売していた。
・東芝 (Aurex/BomBeat/Toshiba) : 主にTDKのOEM。"Aurex"は同社オーディオの、"BomBeat"はラジカセのブランド。現在はともに撤退。
・ナカミチ: TDKのOEMだが選別品のため稀少。世界初の3ヘッドデッキを発売した高級カセットデッキメーカーだったが2002年に倒産、現在は香港資本傘下。
・トリオ/ケンウッド: TDKのOEM。本来は通信機器メーカーで、かつてはFM/AMチューナーで有名。現在も高品質のコンポやカーオーディオを中心に展開。
・ヤマハ: TDKのOEM。日本屈指の楽器メーカーでもあり、その技術を応用したオーディオでも知られる。
・ラックスマン: TDKのOEM。高級アンプで有名だが、一時期は高級カセットデッキも発売していた。
・赤井電機 (Akai/A&D) : コロムビアのOEM。三菱電機との合弁で A&D ブランドを設立したが後に解消、その後倒産。Akaiブランドは香港資本傘下で名前のみ存続。
・三菱電機 (Diatone) : コロムビアのOEM。かつては高級スピーカー等で知られたが、現在、AV機器生産からは撤退。系列会社の三菱電機エンジニアリングが受注生産限定で再参入。
・パイオニア: 富士フイルムのOEM。1970年代には米Memorex製品を輸入していた。
・アイワ: ソニーのOEM。自社で発売していたマイクロカセットレコーダーに付属のテープもソニーからのOEMであった。日本で初めてカセットレコーダーを発売した音響メーカー。後ソニー傘下となったが現在は解散。
・朝日コーポレーション (Fairmate) : 韓SKCのOEM。1980年代に普及価格帯のゼネラルオーディオを発売(現在は撤退)。